令和4年6月19日 音楽会Ⅱ

六月一九日、武蔵野市民会館小ホールにて、「つばさ音楽クラブ」「かなで女声合唱団」「フレージング・アンサンブル」「合唱団 結」の四団体による音楽会Ⅱが行われました。

当日は、三〇〇人ものお客様を迎え、コロナの感染防止対策に非常に気をつかいましたが、スタッフの皆様の丁寧な誘導と説明のおかげで、スムーズに入場いただき、客席でのおしゃべりもなく、出演する私たちは、何も心配することなく演奏に集中できました。音楽会に足を運んでいただいたお客様からは、「色々心配するよりも、実際に来てみて良かった。安心だった」「四つの団体の、全く違う音楽を聴くことができて、とても贅沢な時間を過ごせた」「あたたかい演奏ばかりで、癒された」と、嬉しい感想をいただきました。

つばさ音楽クラブは、武蔵野市では有名な(もしかしたら全国的にも!)ハンディキャップのある若者グループで、みごとな器楽演奏や手話コーラスには定評があります。しかし、コロナ禍で、全員が揃うのも難しく、また練習場所の確保にも苦労されています。その事情を知らない人でも、彼らの演奏には、生命の息吹を感じ、心が熱くなるのだと思います。そのご指導をされている清水澄子先生が、フレージング・アンサンブルでは、ヴァイオリン独奏を披露されました。ちいさな身体から紡ぎ出される堂々とした音楽に圧倒されました。合唱団「結」は、一中の卒業生から始まった若い混声合唱団です。マスクをしていても、その若いうた声は、客席の皆様を励まし、笑顔にしました。あんなに気持ちよさそうに声が出ていいなぁ、と、感じたのは、シニアメンバーばかりになった私たちですが、わずか六人で六年ぶりに出演できたのも、コロナ禍に負けないように練習を続けている仲間のお陰です。マスクで歌うのは苦しいですが、いつのまにか慣れました。今後もまだ油断はできませんが、芸術文化活動は、コロナ禍だからこそ、大事にしたいものです。

お忙しい中、ご来場くださいました皆様、客席から頂いた多くの拍手が嬉しかったです。ありがとうございました。

かなで女声合唱
奥村 早苗