令和4年7月21日 謡曲を能楽師と親しむ会

令和四年七月二十一日( 木)於・武蔵野芸能劇場

芸文協の催しで「蝉丸」のシテを勤めました。蝉丸は生まれつき盲目で父帝に逢坂山に捨てられます。そこに髪が逆立って狂女となった姉が訪ねに行くという何とも奇抜なお話ですが、蝉丸が山の中に捨てられる場面など実にかわいそうな描かれ方をしています。謡いながら、この姉弟の再会と別れに、蝉丸の弾く琵琶の音が重なり、しっとりと物悲しい世界に引き込まれていくようでした。

謡曲「蝉丸」シテ
林 訓子